車に乗ること、バイクに乗ること
2004年11月29日
今月に入って、生活が変わってしまった。
自分の仕事だけでは生活を回すのが困難になり、とうとう雇われ仕事につく事になったのだ。
毎日、朝から夕方まで、タイムカードのある仕事。
おかげで、いくつか判った事があった。
やっぱり、バイクが大好きだ。
朝、車で出勤していく。前後のスピードに合わせて、流れに乗って走る。
もちろん、渋滞に巻き込まれる事もある。
しかし、何事かのトラブルさえ起きなければ、ほぼ時間通りに勤務先に到着する。
そして、指示された仕事を片付ける。
勤務時間が終われば、みな自宅に戻っていく。
(あるものは残業をし、あるものはさっさと帰っていく)
そしてまた、次の日には仕事に出て来るのだ。
自営で切り盛りしていく事に比べ、何と穏やかで平和なのだろう。
他人の決めたルールに沿って、その通りに動く事は、
ある意味での安定と、安心感を生み出している。
(通勤の車の流れは、わたしに血液の流れを思い起こさせる。
わたしたちは血球で、動脈を通り、細胞に栄養を運んでいく。
そして夕方には静脈を通り、戻って来るのだ)
ただ、それに満足していない自分がいる。
前後に流れる車を見ながら、いつも思っている。
ああ、これがバイクであったなら、通勤すらも、もっと楽しくなるだろう。
コーナーの外側の紅葉が、日ごとに濃くなっていく。
路肩にたまった落葉を巻き上げて、
渋滞の脇をすり抜けていきたい。
信号待ちで先頭に出て、アクセルを、こう、ぐおっと捻ってみたい。
(車で満足できる人間と、バイクでしか満足できない人間は、
もしかしたら、違う種類の人間なのだろう。
血球と、アドレナリンとかエンドルフィンとかが同じでないように)
車乗りとバイク乗りと、どちらが偉いとか、そんな小さな考えはない。
どちらもこの世界を構成するために、必要なものなのだ。
ただ、きっと、バイク乗りは少数派なんだろうな。
わたしは、その少数派であることに誇りを感じている。
通勤の度に、バイクに乗りたくなっている自分がいる。
今週は忙しくて、エンジンに火を入れてやる事も出来なかった。
来週こそは、エアクリーナに新鮮なエアを吸わせてやって、
エンジンを回してやりたいものだ。
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