国営アルプスあづみの公園について その3
2004年07月24日
ちょっと長いが、引用する。
北アルプス山地に源を発する、梓川、黒沢川、烏川、穂高川、中房川、乳川等すべての河川が、奈良井川と梓川の合流点から、高瀬川と犀川の合流点までの約8Kmの間にすべて落ちこんでおり、その殆ど総ての河川が北アルプス山地から運んだきれいな砂れきで扇状地を形成しており、地表の流水は全体として地下に伏没滲透し易い条件にある。そして、これらの地下水は低所、または犀川に湧出し、最も下流低所にあたる万水川は、この湧出水を集めて犀川に運んでいる。 この一体は、穂高湧水帯として20万㎥/日におよび湧出があり著名なワサビ田が発達している。出典:「長野県における地下水源の開発(中間報告・・平坦部の地)」昭和49年長野県発行
そうなのだ。わたしの心配している安曇平の水は、地下水源による湧出水がほとんどである。北アルプスからのきれいな水が、やはり北アルプスから運ばれて来た砂れきにしみ込み、濾過され地下の水脈を通って、ワサビ田のあたりに湧出している。
今回の国営公園は、安曇平の水の濾過層とも言える部分に作ってしまっているのである。 大町・松川地区も同様である。しかも、上流の砂防工事によって、新しい濾過材である砂は、流れ込んでこないようになっている。当初のリゾート計画よりだいぶんマシにはなっているらしいが、こんなところに大規模な公園を作って、ほんとうに大丈夫なのだろうか?少しでも汚染物質が地下に浸透すると、中長期的に見て大変な事になるだろう。例えば、何らかの汚染物質が大量に検出されたとしたら、安曇平の水、ワサビ田や魚の養殖業は壊滅的な打撃を受ける。10年、20年のスパンでの、その辺りの対策は考えられているのだろうか。
公園は、本日よりオープンである。 実際に目で見て来て、また後日に報告したいと思っている。